日立ソリューションズ、「Okta Identity Security Posture Management」を提供開始
日立ソリューションズは、Okta, Inc.の「Okta Identity Security Posture Management (以下、Okta ISPM)」の提供を2月17日から開始します。このサービスは、ユーザーIDに加えて、人間以外のアイデンティティ(Non-Human Identity: NHI)の利用権限やアクセス状況を定期的に可視化し、認証前からセキュリティリスクを軽減することを目的としています。
現代の企業環境では、退職者のアカウント放置、設定ミス、AIエージェントやサービスアカウントによる自動アクセスなど、アカウントを起点とするセキュリティリスクが急増しています。Okta ISPMは、これらの多様なアカウントの権限やアクセス状況を定期的に可視化し、適正な利用状況を分析します。不正利用の兆候を検知した際には、是正を促すことで、企業が定める脆弱性対策やアクセスポリシー設定に則り、認証前から認証後まで一貫したガバナンス向上を実現します。

Okta ISPMの主な特長
Okta ISPMは、以下の2つの主要な特長により、企業のアイデンティティセキュリティを強化します。
- 多様なアイデンティティの可視化と分析: 企業内の人間だけでなく、生成されたAIエージェントやNHIを含むあらゆるアイデンティティデータを収集し、どのアカウントがどのアプリケーションで使用されているかを可視化します。これにより、アカウントが持つ権限が適正であるか、正しく運用されているかを分析し、不正利用の兆候を検知した際には是正を促します。
- リスクの特定と優先順位付け: アカウントの使用状況、パスワードの変更履歴、多要素認証(MFA)の適用状況を詳細に調査します。特定されたリスクはグラフエンジンによって相関分析され、優先順位が付けられた上でレポートとして抽出されます。
背景にある課題と日立ソリューションズの取り組み
近年、システムや業務プロセスの自動連携が進み、AIエージェントの登場により、企業内で管理すべきアイデンティティが急増しています。これらは業務効率化に貢献する一方で、人が直接操作しない特性から管理や可視化が難しく、過剰な権限付与や利用実態の把握不足が新たなセキュリティリスクとなっています。また、雇用の流動化や認証の複雑化に伴い、退職者のアカウント放置やパスワード更新漏れなど、人のアイデンティティにおける設定ミスも大きな課題です。このような背景から、企業には人と人以外の双方を含めたアイデンティティ全体を一元的に把握・管理する仕組みが求められています。
日立ソリューションズは、2018年にOkta社と国内初のディストリビュータ契約を締結して以来、日立グループの約48万ユーザーの認証基盤をはじめ、多くの企業にOkta製品の導入を支援してきました。この豊富なノウハウを活かし、攻撃対象となりやすい設定ミスの防止や規則の策定、ガバナンス体制の構築までを含めた包括的なコンサルテーションを提供することを目指しています。
さらに、日立ソリューションズは「DX by AX toward SX」をコンセプトに掲げ、AIの活用を通じたデジタルトランスフォーメーションを推進し、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
提供開始日と関連情報
Okta ISPMの提供開始日は2月17日です。
関連情報については、以下のリンクから詳細を確認できます。
また、2026年2月19日には「SmartIT Forum 2026 セキュリティとシステム運用効率化の最適解」が開催され、Okta ISPMに関する情報も得られる可能性があります。
日立ソリューションズのAXの取り組み
日立ソリューションズグループは、IT人材不足に備えた生産性向上と市場での競争力強化を目指し、「DX by AX toward SX」というコンセプトのもと、国内外の拠点の従業員全員がAIや生成AI、AIエージェントを活用し、高い付加価値を創出することを目指しています。具体的には、AIエージェントや生成AIを活用した開発のユースケース、社内問い合わせ対応チャットボットが集約されたイントラの専用サイトを整備し、活用促進のための全社コンテストも開催しています。


コメント